11月CP価格615 USD (先月比 + 7.5 USD)
プロパン:USD 610 (+ 10)/ブタン:USD 620 (+ 5)
11月CP価格は9月・10月と比べると小幅ながらも上昇。主な上昇要因はOPECプラスの原油自主減産、極東地域の気温の低下によるLPG需要の高まり、
堅調なインドでのLPG需要があげられる。一方、WTIはハマスのイスラエル攻撃により中東情勢が緊迫化、原油市況は乱高下した。
結果的に、10月WTIは9月平均よりも約3.8 USD下落。
最終的にCP価格は7.5 USD/t上昇、プロパン610 USD/t、ブタン620 USD/tとプロパン・ブタンの価格差は10 USD/tとなった。
弊社としての今後のCP動向見解は、中東地域での紛争の拡大による原油供給引き締めや海上封鎖への懸念、
サウジアラビア・ロシアでの原油減産継続、東アジアでの暖房需要の高まりを考慮し、現状12月も価格が上昇すると予測する。
(参考資料:Energy intelligence Network, ENEOS GLOBE Weekly Report, Astomos Energy Monthly Report)