3月CP価格635 USD (先月比 ± 0 USD)
プロパン:USD 630 (先月比 ± 0 USD)/ブタン:USD 640 (先月比 ± 0 USD)
3月CP価格は2月CP価格と同価格で着地した。価格決定の背景には2月中旬にフレート市況が安価に推移したことによりアジアのLPG需要の増加したことや
北米寒波が押し寄せ、LPG暖房需要が増加したことがある。一方で、2月下旬はフレート市況上昇によりLPG需要が低下、また中国の旧正月の影響で、
中国工場の稼働停止によりLPG需要低下、また、中国PDHプラントのプロピレン市場は低迷したことも3月CP価格に影響した。
また、ナフサ価格は先月に続き高値で取引されているため、ブタン需要が高まった。
WTIは中東情勢の緊張の高まりで原油供給混乱への警戒感が広まり、2月WTI平均は1月平均よりも1バレルあたり約 USD 2.4程上昇。
最終的にCP価格は変化なく± 0 USD/t、プロパン630 USD/t、ブタン640 USD/t、プロパン・ブタンの価格差は先月同様10 USD/tとなった。
弊社としての今後のCP動向見解は、中東産ガス国の各LPG基地定修が3月末で終了する予定であること、
また、LPG需要期も終盤に差し掛かっていることから、現状4月CP価格は下落すると予測する。
(参考資料:ENEOS GLOBE Weekly Report, Astomos Energy Monthly Report, EIN)
※あくまで予測は弊社見解であり、CP動向を保証するものではありません。