4月CP価格617.5 USD (先月比 – 17.5 USD)
プロパン:USD 615 (先月比 – 15 USD)/ブタン:USD 620 (先月比 – 20 USD)
中東市場は、冬季需要期が終焉を迎え、供給も潤沢となり需給が緩和、4月CP価格は3月CP価格よりも下落した。
3月中旬の想定よりもCP価格がそこまで下がらなかった背景には中国PDHプラントの新規需要や原油価格の上昇などの下支えがあった。
ナフサ高で代替ブタンの石化需要が期待されたが、伸び悩んだ。
一方、WTIはサウジアラビアの原油の減産やウクライナのロシア製油所攻撃による製油所稼働率低下により、3月WTI平均は2月平均よりも1バレルあたり約 USD 3.9上昇。
最終的にCP価格は3月に比べ、平均 – 17.5 USD/t下落、プロパン615 USD/t、ブタン620 USD/t、プロパン・ブタンの価格差は先月同様5 USD/tとなった。
弊社としての今後のCP動向見解は、各国LPGプラントの定修完了や冬季需要が終了し需給緩和傾向にあるため、5月は下落すると予測する。
(参考資料:ENEOS GLOBE Weekly Report, Astomos Energy Monthly Report, EIN)
※あくまで予測は弊社見解であり、CP動向を保証するものではありません。