5月CP価格 600 USD (先月比 – 10 USD)
プロパン:USD 610 (先月比 – 5 USD)/ブタン:USD 590 (先月比 – 15 USD)
LPGは非需要期に入りつつあるが、5月CPは米中貿易摩擦の影響で思いの外下がらなかった。
米中関税政策により、中国のみならず、他の東アジア勢の間でも中国への転売を目的とした中東産LPGの需要が高まり、CP相場を下支えした。
また、サウジアラビアでは、自国のPDHプラント用に国内需要が増え、先月に続き供給がタイト化した。
一方、ナフサ市況は3か月連続で下落、ブタン石化需要は振るわず。WTIは3月平均に比べ4月平均は1バレルあたり約5USD下がった。
弊社としての今後のCP動向見解は、本格的な夏を迎え、一部産ガス国では電力用途として国内消費が増え、輸出に影響を与える可能性があるが、
非需要期ということもあり、6月CPは小幅ながら下落すると予測する。
(参考資料: Eneos Weekly Report, Astomos Energy Monthly Report, EIN)
※あくまで予測は弊社見解であり、CP動向を保証するものではありません。