6月CP価格 585 USD / t (先月比 – 15 USD)
プロパン:USD 600 / t (先月比 – 10 USD)/ブタン:USD 570 / t (先月比 – 20 USD)
米中貿易摩擦の影響はあったものの、北半球はLPG非需要期に入り、6月CPは下落した。
サウジアラビアでは、プロパンが国内のPDHプラントなど石化需要に充てられていると見られ、プロパン輸出にはやや消極的な状態でプロパン価格を下支えした。
一方で、ナフサ価格は4か月連続で下落しており、ブタンの石化需要は振るわず、ブタン価格は大きく下落した。
また、OPECプラスが5月に続き6月も増産拡大の見通しを発表したことにより、WTIの5月平均は4月平均よりも1バレルあたり約1.5ドル下がった。
弊社としての今後のCP動向見解は、中国の米国品への関税は10%まで下げられたこと、OPECプラスの原油増産の見通し、
また、北半球はLPG非需要期ということもあり、7月CPも下落すると予測する。(参考資料: Eneos Weekly Report, Astomos Energy Monthly Report, EIN)
※あくまで予測は弊社見解であり、CP動向を保証するものではありません。