7月CP価格 572.5 USD (先月比 ± 0 USD)
プロパン:USD 580 (先月比 ± 0 USD)/ブタン:USD 565 (先月比 ± 0 USD)
7月CP価格は原油価格上昇の影響で、予想に反して値下がりせず、6月CP価格と同価格で着地した。WTIは、6月第1週目に75ドル以下から始まり、第3週目からは80ドル台を推移した。上昇要因となったのは、米国をはじめとした原油の在庫減少、中東、ロシア・ウクライナ情勢を巡る供給リスクへの警戒感、米国でのドライブシーズン需要拡大の期待が高まりなどがある。
LPガス市場をみると、中東市場は、不需要期入りも堅調な需要、サウジからの出荷は絞られたが、カタール、クウェートがスポット販売で支えた。また、中国PDHプラントの稼働率が上昇、
LPG需要を下支えした。弊社としての今後のCP動向見解は、今月もLPG不需要期であるが、6月開催された閣僚会合でOPECプラスは6月末期限であった自主減産を今年9月まで期限を延期したため、8月CP価格は小幅ながら下落すると予測する。
(参考資料:ENEOS GLOBE Weekly Report, Astomos Energy Monthly Report, EIN)
※あくまで予測は弊社見解であり、CP動向を保証するものではありません。