8月CP価格 580 USD (先月比 + 7.5 USD)
プロパン:USD 590 (先月比 + 10 USD)/ブタン:USD 570 (先月比 + 5 USD)
8月CP価格は小幅ながら上昇した。上昇要因としては、中国の石化需要及びPDHプラント向け需要の増加、OPEC原油減産継続、また、7月にアメリカに上陸したハリケーン「ベリル」の影響で船が転覆するなど、ヒューストン航路が一時閉鎖され積み出しが遅延し、供給がタイト化したことが挙げられる。
また、ナフサ市況の上昇により、ブタン需要が高まった。WTI価格平均は、アメリカドライブシーズン到来の影響で、6月に比べ7月は1バレルあたり2ドル弱上昇。
弊社としての今後のCP動向見解は、8月に自然災害の影響を受けずにアメリカ産LPGの供給タイト化がある程度緩和されれば、中東産LPGと価格競争力が生まれ9月CPは小幅ながら下落する可能性を視野に入れている。(参考資料:ENEOS GLOBE Weekly Report, Astomos Energy Monthly Report, EIN)
※あくまで予測は弊社見解であり、CP動向を保証するものではありません。