7月CP価格387.5 USD (先月比 – 57.5 USD)
プロパン:USD400.0 (- 50)/ブタン:USD375.0 (- 65)
7月CP価格は先月に続き、下落した。下落要因としては不需要期に入ったことでインド・中国など消費国の需要の低迷。中東ではフレートコスト高騰により、輸入各社はスポットでの調達に消極的で在庫が積み上がり、相場を下押しした。また、欧米の金融当局が利上げを追加示唆した事やインフレが景気を冷やしたことで、エネルギー需要の先行き不透明感が強まり、原油価格も下落した。
最終的にCP価格は57.5 USD/t下落、プロパン400USD/t、ブタン375 USD/tとプロパン・ブタンの価格差は25USD/tとなった。 弊社としての今後のCP動向見解は、7月からサウジアラビアでの原油追加減産によるLPガス供給量の減少・米国の夏場ドライブシーズンを前に需給ひっ迫への不安により現状8月は価格上昇すると予測する。(参考資料:Energy intelligence Network, ENEOS GLOBE Weekly Report, Astomos Energy Monthly Report)