12月CP価格615 USD (先月比 ± 0 USD)
プロパン:USD 610 (± 0)/ブタン:USD 620 (± 0)
12月CP価格は11月CP価格と同価格で着地した。価格決定の背景には、冬季需要期を迎え、極東エリアのLPG暖房需要は高まる一方で、
プロピレン供給過剰のため中国PDHプラントのプロパン需要は低迷、ナフサ市況は続落のためブタン需要も伸び悩んだことなどがある。
また、米国での原油在庫増により、11月WTI平均は10月平均よりも約 USD 8.28下落。
最終的にCP価格は変化なく± 0 USD/t、プロパン610 USD/t、ブタン620 USD/t、プロパン・ブタンの価格差は先月同様10 USD/tとなった。
弊社としての今後のCP動向見解は、OPECプラスの閣僚級会議で原油の減産幅拡大や減産期間の延長が検討されていること、
パナマ運河通峡船数制限によるフレート高騰によりアジア向け中東産LPGにメリットがあるため、現状来年1月は価格が上昇すると予測する。
(参考資料:Energy intelligence Network, ENEOS GLOBE Weekly Report, Astomos Energy Monthly Report)
※あくまで予測は弊社見解であり、CP動向を保証するものではありません。