10月CP価格607.5 USD (先月比 + 52.5 USD) プロパン：USD 600 (+ 50)／ブタン：USD 615 (+ 55)
10月CP価格も9月に続き、上昇。主な上昇要因はサウジアラビアが日量100万バレル、ロシアが30万バレルの原油協調減産を2023年末まで延長することが決まり、
世界的に原油供給不足が懸念され、市況を押し上げた。一方、インドは輸入関税を免除し、家庭用LPガスシリンダー価格を引き下げたことにより、輸入が増加。
9月WTIは8月平均よりも約8ドル上昇。ナフサ高によりブタン需要が急増し、ブタン高が顕著となった。
最終的にCP価格は52.5 USD/t上昇、プロパン600 USD/t、ブタン615 USD/tとプロパン・ブタンの価格差は15USD/tとなった。
弊社としての今後のCP動向見解は、10月もサウジアラビア・ロシアでの原油減産継続・中国PDH向け需要の高まりを考慮し、現状11月も価格が上昇すると予測する。
(参考資料：Energy intelligence Network, ENEOS GLOBE Weekly Report, Astomos Energy Monthly Report)
