5月CP価格 582.5 USD (先月比 – 35 USD)
プロパン:USD 580 (先月比 – 35 USD)/ブタン:USD 585 (先月比 – 35 USD)
5月CP価格は昨年9月以降、約半年ぶりに1tあたり500ドル台を記録した。
下落要因としては不需要期に入り、産ガス国はLPGプラント定修に入ったが、イランがLPGを増産したことやインドの輸入需要の減少、
また、米国産LPGが極東に流入し、市況は需給緩和となったことなどが挙げられる。
ナフサ価格は小幅ながら下がったものの、依然としてブタン価格の方に競争力がある。
一方、WTIはガザ紛争から中東戦争への拡大が懸念され原油価格上昇により、4月WTI平均は3月平均よりも1バレルあたり約 USD 3.8上昇。
最終的にCP価格は4月に比べ、平均 – 35 USD/t下落、プロパン580 USD/t、ブタン585 USD/t、プロパン・ブタンの価格差は先月同様5 USD/tとなった。
弊社としての今後のCP動向見解は、引き続きLPGは不需要期でインドの輸入需要も減少しているため、6月は小幅ながら下落すると予測する。
(参考資料:ENEOS GLOBE Weekly Report, Astomos Energy Monthly Report, EIN)
※あくまで予測は弊社見解であり、CP動向を保証するものではありません。