9月CP価格555 USD (先月比 + 90 USD)
プロパン：USD 550 (+ 80)／ブタン：USD 560 (+ 100)
9月CP価格は原油価格上昇に伴い、8月に続き反騰した。上昇要因としてはOPECの協調原油減産、ロシアの原油輸出及び生産量削減が大きく影響した。また、プロパンは中国PDH新規プラント11基立ち上げに伴い需要増加、ブタンはナフサ高に伴う市況の回復や欧州での冬季ガソリンブレンド需要に備えた購入が増加したことが大きく価格上昇を導いた。WTIに関して8月平均は7月平均よりおよそ5.4ドル上昇。最終的にCP価格は90 USD/t上昇、プロパン550 USD/t、ブタン560 USD/tとプロパン・ブタンの価格差は10USD/tとなった。
弊社としての今後のCP動向見解は、9月もOPECでの原油減産継続・中国PDH向け需要の高まり・欧州で冬季ガソリンブレンド需要に備えた購入の継続が予想されるため、現状10月も価格が上昇すると予測する。(参考資料：Energy intelligence Network, ENEOS GLOBE Weekly Report, Astomos Energy Monthly Report)
